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マナスルそしてティリチョ・レイク プロローグ [マナスル・ティリチョレイク]

マナスル・ティリチョレイクへ

昨年は大震災とインド国境封鎖による混乱で予定したApiを断念してロールワリンに計画変更した経緯もあるので、今年はApiを考えていたが、マナスル・アラウンドに変更することにした。マナスルは2004年アンナプルナ・アラウンドの際に稜線越しにピークを望んだことがあるが、眼前に迫る眺望を目指すことにした。今冬(11月)はマナスルを回周してマナンからティリチョ・レイク経由してメソカント・パスを越えてジョムソンに至るルートだ。

すでにタイ航空のブッキングも終えて現地との詰めも終わった。11月6日出発でほとんどまるまる一ヶ月間の行程になる。アッパードルパと並ぶ長丁場になりそうだ。

マナスル・アラウンドはエベレストやアンナプルナに比べればトレッカーは少ないルートだ。 マナスルは日本人登山家今西が初登頂したピークで有名なピークだから日本人には馴染みのある山だ。標高8,163Mで第8番目の高峰で、サンスクリット語で精霊の山を意味するとのこと。

近年、ネパールの山岳地帯の開発はスピードアップしている。自動車道の整備が進み、トレッキングに要する日時は短縮できるようになったが、折角の自然豊かなトレイルが少なくなっていくのは寂しい。

マナスルもその例に漏れず自動車で入れる先がどんどん先になっている。 ちょっと古いガイドブックを見るとトリスリ・バザールがスタート地点になっているが、現在はソティコーラまで入れる。4日分が省略されるわけだ。マナスルは長丁場なので助かるのは言うまでもない。マナスルの西側にあるアンナプルナ・アラウンドでは私が行った2004年ではベシサハールがスタート地点だったが、今ではジープを使えばマナンまで行けるらしい。そしてジョムソンからはポカラまで飛行機を使わなければベニまでのトレッキングが楽しめたに、今ではバスが行き交っている。便利さを求めると豊かな自然とのふれあいがなくなって寂しい気もする。そして日本の新幹線と同様に道路の開通は地域事情を激変させて、以前なら重要な交易地、宿場であった集落が衰退していっている。

今回の計画ではマナスルを回周するだけでなく、ダラパニから下山せずに、アンナプルナ・アラウンドで歩いたマナンに向かう。そこでその時のトレイルから左手に分かれてティリチョ・レイクを経由しメソカント・パスを越えてジョムソンに至るルートにした。マナンからジョムソンのルートはトロン・パス経由で下るのが一般的で私がはじめて5000Mを超えた経験を思い出す。昨年だったか、トロン・パスは季節外れの大雪で多くのトレッカーが死亡したのが話題になった。メソカント・パスはトロン・パスより雪が多く難易度が高いらしい。マナスルからの帰路通るラルキャ・ラも雪渓道を歩くことになる。その2つが今回の行程の山場か。

日本での異常気象が世界的にも現れている現象ならば、ヒマラヤにも季節変動の影響が及んでいるのだろうか、気になるところ。半年先のことだからなんとも言えないが、ヒマラヤでは一番安定している11月なので、平穏で楽しいトレッキングになることを祈っている。 


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マナスルそしてティリチョ・レイク プロローグ3 [マナスル・ティリチョレイク]

11月8日(火)早朝出発を控えて気ぜわしくなってきた。とは言うものの慣れ親しんだ準備でもあり、気持ちの割には作業は進んでいない。勿論、ビザ、パスポートの更新、健康診断そして現地での不測の病気に備えた薬、カメラの点検、バッテリーの充電は完了した。今朝登山靴にシリコンを噴霧し、ぼちぼち衣料関係の点検を始める。

昨日、コックをしてくれるDorjeeさんからfbメッセージが入った。彼はダンパスピークのガイドからKTMに還ってきたところだった。 彼によるとダンパスでは強風と大雪でパーティーの一人が骨折し、レスキューヘリを呼んで戻ったとのことだった。乾期に入って安定しているはずの天候が今年は別のようだ。

確かに日本の天候も例年とは違った展開なのでヒマラヤとも関連するのだろうか。私が入山する頃はより安定するはずなので好天を祈るばかりだ。そういえば一昨年マカルーに行った際に大雪に悩まされたことが悪夢のように思い出される。

今回の予定は下記の通りだ。

8th Nov.Arrival in Kathmandu.transfer to hotel.
9th Kathmandu
10th Drive to Arughat.7hrs.570m to Sotikhola.6hrs.730m.
11th Trek to Machakhola.6hrs.930m.
12th Ttrek to Dobhan.5hrs .1070m.
13th Trek to Jagat.5hrs.1410m.
14th Trek to Fillim.5hrs.1590m.
15th Trek to Deng.6hrs.1800m.
16th Trek to Ghap.5hrs.2160m
17th Trek to Lho.6hrs.2910m.
18th Trek to Punggen Gompa.6hrs.4742m.
19th Trek to Samagaun.4hrs.3530m.
20th rest day samagaun
21th Trek to manaslu B.C 6hrs.4400m.
22th Trek to samdo 6hrs.3690m.
23th Trek to Dhamasala.6hrs.4470m
24th Trek to Larke pass 5106m. Bhimthang.8hrs.3720m.
25th Trek to Gowa.5hrs.2560m
26th Trek to Dharapani.6hrs.1860m
27th Drive to manang.7hrs.5340m.
28th Day 21.rest day
29th Trek to khangsar 4hrs.3750m.
30th Trek to tilicho Basecamp.5hrs.4150m.
1st Dec. Trek to tilicho high camp.6hrs.5240m.
2nd. Trek to mesokanto pass.7hrs. 5340m.Yak kharka camp.4200m,
3rd. Trek to jomsom 6hrs.2720m.
4th Flight to pokhara. To KTM
5th. reserve days
6th. Depart at KTM on 13:55
7th. Arrive at HND on 6:55

 


マナスルそしてティリチョ・レイク ①アルガート(670M)そしてラプベシ(820M)へ [マナスル・ティリチョレイク]

2016年11月8日(火)~11日(金)アルガート(670M)そしてラプベシ(820M)へ
いつものフライト、24時半のタイ航空でBKK経由KTMに向かう。KTMではドルチさんと今回初めてのガイド、リンジさんが迎えてくれた。昨年よりは人でごった返した飛行場前だ。地震の影響も一段落してインドからの妨害で物資不足だった昨年とは大違いだ。大勢の観光客、トレッカーがネパール入りしているようだ。昨年と違ってタメルまでの道のりが大渋滞で苛つく。道は拡張され道路事情は明らかに改善されているのにこの状況だから混雑振りは異常だ。
ダウンタウンにありながら閑静なフジホテルはバスタブもあるので好都合だ。メソカントパス越えをするので最悪のことも考え酸素とスノーブーツのレンタルをする。
10日(木)
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KTMからジープでまずはアルガートに向かい、その先は道路事情によって行けるところまで入ることになる。ポーター達は装備も含めてすでにアルガートに入っている。
ガネッシュヒマールの山々を右手に望みながら先に進む。マレクでポカラへの国道から右手に分岐してアルガートへの道に入る。
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私の願望としてはもし先に進めるならアルガート(670M)から先に入りたかったのだが、ポーター達との合流でジープでは収容できない。バスをチャーターすることになるので結局はここで一泊することに。
現地ではポーターとキッチンボーイと合流、今回のチームは総勢10名、その中に以前ポーターをしてくれたジャンプーもいた。
早速現地事情を探ってもらったところ、ソチコーラまでは車で行けることが判明、私的にはもう少し先まで入れることを期待していたのでちょっとがっかりだ。
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11日(金)
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小型のバスをチャーターして全員そして全ての荷物も積み込んでソチコーラに出発だ。街を出てすぐにプリカンガキ川に沿って上流に向かう。ソチコーラからようやくトレッキングが始まる。一部自動車が通れそうな場所もあるがすぐに山道になる。
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マナスルのトレッキングは低地からの出発なので、11月とはいえ初夏の気候だ。すぐに汗ばんできた。ラプベシ(820M)は小さなガオン。
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マナスルそしてティリチョ・レイク ②コーラベシへ [マナスル・ティリチョレイク]

平成28年11月12日(土) コーラベシ(910M)へ
ブディガンダキの右岸にあるそこそこのガオンを出発しする。この一帯は棚田があり農業中心のガオンだ。耕作地があれば集落も形成される。渓谷美が美しい。
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ブディガンダキに長い吊り橋が架かっている。水量が少ない乾期なので我々は川沿いに進む。
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マチャコーラでランチをして先に進む。
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相変わらず渓谷は深く美しい。
コラベシ(970M)でキャンプになる。ここは交通の要所であるので多くのロッジも林立している。ようやく大勢の白人のトレッカーと出会って多少の喧噪の世界になる。

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マナスルそしてティリチョ・レイク ③ジャガッドへ [マナスル・ティリチョレイク]

平成28年11月13日(日) ジャガット(1430M)へ
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岩壁の間を縫って先に進むとタトパニに着く。タトパニという地名はヒマラヤにはあちこちにある地名。温泉が湧くところはそう呼ばれている。どこに温泉があるのか確かめることは出来無かったが、ガイドに言わせればぬるい温泉で清潔感があるしろものではないようだ。
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吊り橋を渡って左岸に移る。樹林の間を抜けて岩道を進むとドバン(1070M)だ。
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ドバンを過ぎると今までほとんどなだらかな水平か軽い登りであったトレイルが、初めての急登になる。左手には勢いよく流れるブリガンダキを見下ろしながらしばらく行くと白砂をたたえる穏やかな表情に変わった。
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ここからの景観は広がりがあって美しい。白砂の先を見ると岩壁にしがみつくようにして渡り廊下状の工作物が見える。ガリガンダキはふたたび狭い渓谷になってトレイルが閉ざされているため、垂直の岩盤に吊り道を掛けている。足下は金網越しに川底が見える。ちょっとスリリングな瞬間だ。以前は高巻きして先に進んだそうだ。
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先に進むとチェックポストのあるジャガット(1430M)だ。ここが今日のキャンプサイトになる。
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マナスルそしてティリチョ・レイク ④フィリムへ [マナスル・ティリチョレイク]

11月14日(土) フィリム(1570M)へ
ジャガットはブリガンダキの川面と同レベルに広がるガオンだ。トレイルは川にどんどん浸食されて崩落している。この先このトレイルはどんなことになるのだろうか。それどころかこのキャンプサイトだっていずれは浸食されてしまいのかも知れない。
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ガオンの入り口で幕営したので、ガオンの中に進む。しばらくするとチェックポストがある。そこで手続きを終えて先に進む。
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ガオンを過ぎると小さなコーラを吊り橋で渡る。
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数百メートルの高度差を高巻きして下ると長閑なトレイルだ。
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ようやくヒマラヤの山塊が遠望できる。
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今日のランチはフィリムだ。斜面を利用した耕作地が広がって大きなガオン。コックさんが食事の用意をする段になって場所代でもめ事が起きる。強欲な女将が法外の料金を請求してきたのだ。コックさんと女将との争いが村人を集めることになる。人だかりの中、丁々発止のやり取りに群がる村人ははやし立てる。結局は人だかりの応援もあって女将は不承不承折れた。おそらく地元民の間でも強欲と嫌われていたのだろう。決着ついたのにぶつぶつ愚痴を言い続けていた。
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ここで思いがけない椿事が起きた。食事が終わってのんびりしているとキッチンボーイの一人が激しい腹痛で大騒ぎとなった。至急医者探しだ。本当に医者がいたのかどうか、薬を貰って帰ってきた。確かに本人の足取りは千鳥足で重傷のようだ。原因を確かめたところ、ニラに似た草を食べたらしい。水仙の一種でニラにそっくりなので食べてしまったらしい。料理を作るのが専門のはずなのに迂闊なことだ。でも地元でもしばしば同じことが起きているらしい。
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ガイドは彼の状態を考えて急遽フィリムで幕営することに変更した。おかげで午後はゆっくりの休養になる。
ポーター達も思いがけない余裕が生まれたので、洗濯や水浴びをして一息入れる。私も目の前にあるロッジにあるホットシャワーを利用することが出来た。普通ならこんなタイミングでシャワーを使うことができないので、怪我の光明と言うことか。ただ、日程への影響が気掛かりだが。

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マナスルそしてティリチョ・レイク ⑤デンへ [マナスル・ティリチョレイク]

平成28年11月15日(火)デン(1860M)へ
昨日アクシデントがあったけど、日程に余裕があるということで昨日の目的地であったデンまでの行程になる。8kmの距離だから楽勝だ。
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左岸を先に進む。眼下にブディガンダキを望みながらしばらくは緩やかな登りだ。8時過ぎにエクリバッティを通過。この地名はジョムソンの上流にもあったなぁ。
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渓谷美がとても美しい。松が景観のポイントになっているので日本庭園のような天然の造形美は見事だ。
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9時過ぎ大きなコーラが合流しその出会いに小さな小屋がある。ニャック フェディの先で対岸に渡る。
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なだらかな登りから傾斜が強くなって30分ほど先に進むとデンのガオンだ。今晩のキャンプサイトだ。
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小さな集落だ。村人が干し草を背負って運んでいた。キャンプサイトは長閑なガオンになるのでヒマラヤをトレッキングしているのかとふと疑問を感じることもある。でもその間をつなぐトレイルは奥深い山間部を感じる。それとなかなか高度を稼げないから当然だが、低地を歩いているのでヒマラヤの峰々が視界に入らないことも実感が湧かない理由だろう。
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マナスルそしてティリチョ・レイク ⑥ギャップ(2200m)へ [マナスル・ティリチョレイク]

平成28年11月16日(水) ギャップへ
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ブリガンダキの右岸を進む。支流に架かる吊り橋を渡りしばらく先に行ってブリガンダキの左岸に移る。
ゆっくりの登りが続き1時間半だろうか経った頃にベヒ(2130M)に着く。水場があるのでポーター達は水を飲んだり頭を洗ったり一息入れている。
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そこからは多少のアップダウンが続き2時間は歩いただろうか、久しぶりの登りになる。
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標高差300Mだろうか上り詰めると平坦なトレイルになる。
ふたたび右岸に渡り、しばらく行くとギャップ(2300M)のガオンだ。今日のキャンプ地になる。
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マナスルそしてティリチョ・レイク ⑦ロー(3200m)へ [マナスル・ティリチョレイク]

平成28年11月17日(木) ローへ
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今日はマナスルに来てはじめてのほぼ1000Mの高度を稼ぐ日になる。
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しばらく樹林帯のなかを歩く。眼下にコーラの流れを見ながら先に進む。
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吊り橋を渡って対岸に。10時前にナムルーのガオンに着く。チェックポストもあるのでここで一息入れる。久しぶりのちょっとしたガオン。ポーター達も一息入れる。
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遠くに雪を被った山が見える。
吊り橋を渡って対岸に。
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スタート地点からしばらくはヒンズー教の世界でタルチョーやマニを見ることが無かったが、この一帯では仏教の世界が展開している。ここから先はムスタン郡に入るのだが、そこはまさに仏教徒の世界になるのでその影響がすでに出ているのだろう。
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ようやく目指すマナスルが望めるようになる。マナスル・ノースだ。
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ショーのガオンに入る。マナスルの全貌が視界に入る。
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トレイル沿いにゴンパがあったが震災の影響なのか、老朽化が理由なのか修理をしていた。絵描きが仏画の修復をしていた。
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吊り橋を渡って対岸に。
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遠くに今日の目的地、ローが視界に入る。
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ここからはマナスル連峰が望めてヒマラヤに入山した実感がようやく湧いてきた。
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ローでキャンプになる。
今日の歩行距離は11.7km、累積上昇高度1300M、累積下降高度400Mだった。

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