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ガウリサンカール・メンルンツェ・ツォーロルパへ(12) [ロールワリンヒマールに]

11月14日(土)~18日(水) カトマンドズへ

11月14日(土) べディンへ
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予定変更もあり、当初予定より捗ったのでこれからはゆっくり下山することになる。チェキゴやマンルンラなどに囲まれたナからべディンまでは途中で狭隘な谷になっているが、夏場の放牧に最適な環境になっている。8時半出発する。天候は快晴、今日も心配はない。今日のキャンプ地、べディンまでは大した距離もなくショートトレッキング。緩やかな下りの連続で軽やかな歩みだ。右手からのコーラがいくつかあって、そのたびにコーラを渡るためにアップダウンがある程度。
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9時過ぎ後ろを振り返ると快晴なのに上流の右手上部にレンズ雲が浮かんでいる。風もないのにレンズ雲、気象的にはしばしば天候悪化の前兆と言われている不吉な現象なのだが、この先どうなるのだろう。一抹の不安はあるのだが、どう見ても悪化するとは思えない雰囲気だ。レンズ雲はなかなか見るチャンスがないのでいい経験になった。
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9時半には久しぶりにガウリサンカールをふたたび望むことが出来た。往路でキャンプをしたところを通過、10時50分ハイキャンプから降りてきたトレイルの分岐点を通過する。
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10時過ぎにはべディンのガオンが視野に入る。午後はゆっくり休憩だ。
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11月15日(日) タンガンカルカへ

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東の空には巻雲が流れている。昨日のレンズ雲のこともあり、天候悪化が気がかりだ。コックのドルジさんはもしかしたら雪になるかもしれないと、本気なのか単に脅かしているのか。昨年の12月のマカルーでの大雪がダブってきて気がかりだ。ただ、ここからは単調な降りだし昨年ほどの不安は無い。
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そろそろ下山時の車のチャーターが気がかりだ。入山時から相当日数が立っているが、インド国境の問題如何では車の手配に支障があるかもしれない。最悪な事態を想定すると、手配に手こずり麓のつまらない場所で何日も待機するハメになるかもしれない。

しかも当地では通信のインフラが無いのでKTMとのやり取りが出来なかった。

結局、ダワさんに我々に先んじて下山してもらいKTMまでの車の手配を依頼する。そんなことでダワさんは早朝にベディンを発って下山した。

ここからの道は明確だし、サブガイドのオンチュウさん、強者のコック・ドルジさんもいるのでなんの不安は無い。
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キャンプサイトはガオンの奥だったので、集落を抜けてコーラ沿いに進む。すると右手小高いところにゴンパがあり、往路では立ち寄らなかったので参道を登る。震災の影響は多少あるが、外観的にはほとんど気にならない。ここのゴンパはこの地方としては立派な佇まいだ。
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ガオンの中心地を離れると数軒、時には1軒だけの小さな集落を通過する。まだべディンの一角になる。
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10時タゲディンマ、1軒の人家があってその調理場を借りて昼の準備が始まる。暖かい日差し、そして無風にビニールシートを広げて横たわるとあっという間にウトウト。なんときだっただろうか、大声に目を覚ます。ランチだ。

シャクナゲが少しずつ目に入ってくる。12時10分に右岸から左岸に渡る。往路でランチをしたところだ。橋を渡るとドルジさんが指を刺している先を見ると無残に引きちぎられたビニール袋がぶら下がっていた。そういえばポーターがとんずらした事件を思い出した。彼らが遅れてくると思って好意で残したランチが無残に中身の無くなった残骸だ。それに目をつけて鳥だろう。啄んで中身は空っぽになっていた。
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木立も高くなり、右手には轟々と流れるコーラの音、快適なトレイルだ。往路では高巻きしたところをコーラ沿いにコースを取り、渡渉をして先に進む。左岸に移動してからは樹林帯の中で日陰の中を歩くので快適なトレイルだ。そんな時に気を緩めると苔むしてた足元に、時には濡れた石に足元をすくわれる。
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1時にはタンガンのキャンプサイトに着く。ロールワリンコーラの河原沿いなので轟音が心地よい響きを伝えてくれる。午後はゆっくりだし、久しぶりにそれぞれ洗濯に勤しむ。私もじっとりしたシュラフやダウンを日干しにする。

11月16日(月) シムガオンへ
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8時に出発する。予想に反して天候は快適だ。すぐに高巻きをしてその後は穏やかなトレイルが続く。往路でキャンプしたギャルチェを通過。9時50分スルムチェに着く。傾斜地の棚に佇むバティーがある。今日も急ぐことはないということだろう、ドルジさんは昼飯の準備を始める。
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バティーのうえに上がるとガウリサンカールの眺望が出来るというので行ってみる。確かに見事な眺望だ。言われないと気が付かない眺望に感動した。日差しを受けてのんびりしていたら日本人のカップルが上がってきた。今回はじめての日本人との出会いだ。声をかけると、Hさんというご主人とフィアンセだった。彼らはこれからヤンルンリのピークハントに行くとのこと。Hさんは高野山大学の山岳部に所属していたことがあり、仏教のルーツでもある当地の仏教に関する学術調査のために何度かネパールには入国しているそうだ。フィアンセは彼ほどの山岳経験はないものの歩き慣れた経験豊富な方のようだ。彼らにもガウリサンカールの眺望を奬めたら、と奬めたら早速登っていった。

シムガオンまではもうそう遠くない。穏やかなトラバースを下り、対岸にはチョラングラ、シェルパ族の集落が見える。だんだん開放的な雰囲気になって、タマコシナディが眼下に移り、右手前方にはチベットの山々が視界に入る。

車の手配のために先行したダワさんが清涼飲料を持って迎えに来てくれる。車の手配は完璧とのことで安堵した。

そろそろシムガオンかと思っていた矢先に、急登が始まる。気持ちに反するような展開に落胆はしたが、頑張るしかない。トレイルが左手に曲がる角にチョータラがある。そこで一休みをして最後の眺望となるだろう景観を堪能する。左前方にシムガオンの集落がかろうじて見える。尾根状の先端に崩壊したゴンパがあるのだろう。
そこからは急な下りのトラバースを一気にガオンに向かう。2時にシムガオンに着く。往路と同じキャンプサイトだ。私は往路では嘔吐で体調不良でロッジに泊まったのだが、今回はテントに。

往路時ほころびかけていた桜が満開になっている。日本の桜とは異種だが、寒桜の一種かもしれない。華やかさもなく、地味に咲いていた。

11月17日(火)マンタリへ
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しばらくはシムガオンの集落を下る。棚田の中にある急な石段を進む。往路では嘔吐後の最悪の状態で登った道なので記憶には全く無く、新鮮な印象だ。ガオンの出口にチョルテンがあるが、そういえばその前にある家があるが、往路で嘔吐に見舞われたときに世話になった家だ。中に入って挨拶をすると、老人がニコニコと”元気になりましたね”、と声をかけられた。迷惑をかけたお礼にと残っているチョコレートを手渡した。こころばかりで申し訳ない気持ちだったが。
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ここからは急斜度の下だりで、石段が整備されている。一気に高度を下げてタマコシナビの河原に着く。吊橋を渡るとチェチェックだ。バティーがあってバナナの木もあってここはすでに亜熱帯エリアに変わっている。
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さらに進むと今では崩落で自動車の通行ができない自動車道に出る。そこには数軒のバティーがあって大勢のトレッカーが登る準備をかねて待機していた。イギリス人の団体からシムガオンの状況を聞かれた。彼らはシムガオンの学校再建にボランティアで参加しているそうだ。
ここからはひたすら整備された道をマンタリに向かう。往路と同じロッジでキャンプになる。
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トレッキング最後の晩は打ち上げが恒例になっている。といっても焼き鳥、鶏肉の照り焼きそして鶏肉入りのカレーだ。仲間たちにとっては肉入りのカレーは日ごろ口にできないのでご馳走になるらしい。食べ終わるとチョコレート味のケーキに入刀だ。全員に一言お礼の挨拶をしてから口にする。

最後の晩に一番神経をつかうのがチップだ。今回はポーターの働きには不手際も多く、気持ちよく払う気にはならなかったので特段な配慮はしない、と事前にガイドのダワさんには断っておいた。手帳の紙を破ってそれぞれのお金を包んで相手を間違わないようにして手渡す。

11月18日(水) KTMへ
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6時過ぎにチャーターしたジープが来るはずだ。予定通り静寂の中をエンジン音を上げながらロッジ前に停車する。ポーターたちは早速装備を積み込みに入る。ポーター達は荷物から開放されて我々の出発した後にバスに乗ってそれぞれ故郷に向かう。久しぶりの故郷に帰れると言うことでそわそわしているように思えた。彼らの見送りを受けながらマンタリを去る。

復路では歩いた一日分もジープでの移動になるので楽勝だ。相変わらずガソリンの欠乏でスタンダには長蛇の列が続いていた。しかし往路とは違って走行する車の数はあきらかに増えているので多少は改善されてきたのだろう。

KTMのホテルで久しぶりのバスタブに全身を浸けて、気がついたらうたた寝をしていた。幸せなひとときだ。
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ナカチャン

 ローワリングヒマールのトレッキングの最後を拝読させてもらいました。天候に恵まれ、空、山、谷の写真を見て、私の2年前をなつかしく思い出しました。
 差し出まがしいですが、今後のトレッキングとして、ランタン・ヒマールのティルマン・パス越えはいかがですか。シシャパンマを眺めることができます。
 私は、5年先のトレッキング先を探しています。



by ナカチャン (2016-05-22 19:32) 

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